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沖縄の歴史を知る【石垣編】

今回も沖縄の歴史を語ります(^^)


日本での石垣の普及は16世紀の安土桃山時代頃以降。それ以前は土塁が一般的であったようですが、琉球王国では、14世紀頃には、石灰岩を高度な技術で加工し、石垣にしていました。

非武の琉球とイメージされてますが、争いは普通にありましたから、築城関連の技術は、どの按司(豪族)も関心事であったはずです。

また、琉球石灰岩の加工のしやすさ、大陸の石工達の技術が流入していた事は、石垣の発展に大きく関わってると推測されますね。

さて、沖縄各所のグスク(お城)に見られる石垣ですが、色々な積み方があります。

中城城跡の近くにある図書館で、ちょうど解説がありました。こちらを参考に説明したいと思います。下記をご参照下さい。

○ 野面積み

技術的に初期で、自然石を特に加工せずにバランスよく積んでいくやり方です。ちょっと耐久性が気になります。

○ 布積み

直方体に加工してから、積む方法です。加工技術も併せて必要になってきます。整然としていて、美しい感じです。

○ 相方積み

亀甲乱れ積みとも呼ばれます。多面体に加工した石を積む方法で、荷重がうまく分散されて、崩れにくいとされています。


いかがでしたか?みなさんも観光の際には、意匠の一つとして石垣を見るのも良いかもしれません。