沖縄の古い建物を探す!【普天間〜北谷】
沖縄の古い建物紹介。
戦前までの沖縄は、木造建築が一般的でしたが、地上戦で大半が焼失し、技能者もほとんどいなくなってしまいました。
戦後になり、米国は施政権の下、基地や将校用の住宅を整備するため、CB(コンクリートブロック)の製造を始めました。
県内の建設会社や技術者も駆り出されることになりますが、同時に技術も継承されました。また、これまでの琉球建築よりもコストや手間が抑えられたことから、戦後の建築物として、普及していきました。
経年劣化により、黒ずんだり、錆も目立つようになりますが、そこも味わいです。
外人住宅は、基地周辺に点在します。もともとは米軍将校の居住用でしたから。したがって、沖縄市、北谷町、北中城村、宜野湾市に多くあります。有名な浦添市の港川ステイツサイドタウンは、キャンプキンザーが近いですね。
以前は、そんな風には思いもしませんでしたが、旅行や仕事で県外に行くことが増えるにつれ、沖縄ならではの独特な雰囲気や趣きに惹かれるようになりました。
特に外国人住宅(外人住宅)については、浦添市の港川、北中城村の安谷屋近辺では観光地としての認知もあり、建物を保存する傾向にありますが、その他の地域では取り壊しも進んでいるようです。耐用年数の限界ですね…
本ブログでは、失われつつある風景として、このような住宅の写真も掲載していこうと思います。