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沖縄の歴史を知る(県民性?)

県民性については、みんな色々と語ってるところですが、学問的なことは脇に置いて、自分が見聞した範囲で独白。

50代やその上の世代について、本土に対して少し複雑な感情が通底していると感じます。

独断と偏見で申しますと、気負いと承認欲求とでも言うのかな〜。

1972年の復帰前後の集団就職世代は勿論、県費留学で国立大学に行ったそれなりのエリート層も、大なり小なり、差別体験があるようです。
うちの親や小学生時代の先生も「沖縄人お断り」や「英語ならまともに話せるのか」、「内地の人間と結婚出来て誇らしいだろう」等々言われたと。

戦前戦後直後に遡れば、
本土から赴任した校長が「日本語もまともにできない者に英語は教えられない」と全国共通のカリキュラムを変えた事に対し、物申した後の漢那海軍少将(昭和天皇の欧州遊学に随行した)らが退学させられたり、方言を使うと「方言札」を首からかけられて琉球語は恥ずべきと教えられた、等の記録が残っているようです。

他方、1609年に薩摩藩に侵攻されて以降、能や歌舞伎等に影響を受けた「組踊」や念仏踊に由来する「エイサー」等の文化が醸成され、帰属意識も強くなりました。その後、大和名を冠する士族が表れ、日琉同祖論が思想として定着し、さらに下ると「アイヌや生蕃と一緒にするな」と、琉球新報のかつての主筆が言ってたりします。

現代では、特に音楽シーンやサブカル分野での沖縄出身の著名人が多く活躍しています。多様性の尊重等もあって、若い世代は内地に対してコンプレックスを感じることも少なくなりました。

話は長くなりましたが、以上のような沿革もあって、特に上の世代は複雑なのだと感じます。