沖縄の歴史を知る!【護佐丸父祖の墓・他】
〒904-0416 恩納村山田2816
恩納村と言えば、真栄田岬等のダイビングやリゾートホテルで有名ですが、史跡も多くあります。
国道沿いにあるのが、国指定史跡でもある山田城(グスク)です。
山田グスクは、座喜味城や中城城を拠点にした有力な按司(大名のような)、護佐丸が居住していました。
琉球王国の初期である第一尚氏(1400年代前期)の尚巴志に仕えたのが、護佐丸。
では早速、行ってみます。
案内標識の近くにあるトトロが持ってそうな植物は、クワズイモです。
築城の名手でもあった護佐丸は、ここ山田グスクにも居住していました。このお墓は、護佐丸の祖先が祭られています。
護佐丸のグスクは、別記事でも紹介してますので、よろしければ(^^)
○座喜味城
○中城城跡
この時は小雨模様。階段は滑りやすいので要注意です。
碑文とは別に、お墓の右手には、コンクリート状の柱に修復したとの書き入れが。
門中(子孫達)の方々が施工したようですが、文化財でなければ、手を入れられるのでしょうか。ちなみに1985年。
地元の方がお花を供えています。子どもとウートートー。
周辺は御嶽の森ですし、沖縄はアニミズムの信仰もあります。史跡に来る際は、尊重の気持ちを持参しましょう。
少し進んでいくと、道脇が川になっていて、かなりの高低差。
少し分かりづらいですが、この下は洞窟になっていて、海へと川が続いている様子が伺えます。要注意!
足元が悪い場所なので、滑落に気をつけて下さいね。
しばらく進むと、護佐丸の弟、久良波大主の墓もありました。
こちらのお墓は、護佐丸よりも立派な感じがします。
直ぐ側にある、この鍾乳洞を利用したお墓も山田城の按司の近親者が祀られています。雰囲気は、不謹慎ですが、特撮のセットみたい。
また余談ですが、初代ウルトラマンシリーズの企画は、沖縄出身の金城哲夫氏が行っています。
ここは宿道だった国頭方西街道の途上。周囲を散策してみます。
案内板にもあるように、歴史街道(宿道)付近に護佐丸父祖の墓を含めた史跡が点在しています。
拝所(ウガンジュ)があります。
歴史街道の途上からは、恩納村の海が見えます。
石橋が見えました。側には、浅い川が流れています。近年まで地元の水浴場に使われていたようです。
橋の大部分は修復されていますが、奥には当時からの石段が現存します。歪な感じが良いです。
石橋の左手、写真の正面に川があります。
本日はここまで。
この史跡は駐車場が特にありません。畑や民家の前に停めるのは避けていただくようにして下さいね。
-
前の記事
沖縄の海岸を旅してみよう!【嘉陽ビーチ】
-
次の記事
沖縄のマイナースポットを訪れる!【伊平屋島】
コメントを書く